弘明寺(1)
先日、地下鉄ブルーライン「港南中央駅」から横浜方面へ2駅先にある弘明寺へやってきました。
弘明寺駅に降り立つのは2度目。
高齢者の移住者が多い港南区ですが、駅の周辺には全長312mにも渡る大きな商店街や、駅名にもなっている横浜最古の寺「弘明寺」があります。実は住んでみたかったんだよね。
湘南電気鉄道(現在の京浜急行電鉄)によって駅が完成したのは、昭和4年のことです。
駅から3分ほど歩くと発見しました。弘明寺商店街です。
全国にはシャッター通りと化している商店街も多いのに、ここは多くの人で賑わっていました。
まずは腹ごしらえを!
商店街から15mほど歩き右手にある「とり忠」は、地元で人気の鶏肉専門店。うなぎもあります。
さっそく中へ入りましょう。
このボリュームでこのお値打ちはすばらしい。(本当に横浜?w)
鶏肉はふっくらとしていて柔らかめ。ご飯は大盛り・特盛が無料です。(写真は普通盛りですが、結構ボリューミーでした)
専用農家から仕入れているという「卵」も絶品らしいので、今度は親子丼やキジ玉丼をぜひ食べてみたい。
お腹が満たされたところで、引き続き商店街を散策します。
さすがは“横浜で一番元気な下町商店街へ”(ホームページより)と謳われているだけあって、さまざまな店が混在しています。
ケーキなどの洋菓子を販売する「不二家」や、(昔おばあちゃんによく買ってもらっていたことを思い出す)
安くて新鮮な野菜、果物がそろう八百屋。(タイムセールで、3束入りのアスパラが3つでなんと50円でした)
もちろんスーパーもあります。
こちらの「観音漬物 清兵衛」は、豊富な種類の漬物が並ぶ漬物の専門店。自社工場を持っていて、全てお店で手作りされているそうです。
前を通るたび、お店のおばあちゃんが漬物を大事そうに扱われているのが印象的でした。
昔からの店だけが林立していると思いきや、そんなことはありません!!
なんとも愛らしいこの看板。「ぐみょうじこっぺ」なるコッペパン専門店が開店間近のようです。2018年9月28日時点(当日)はまだ準備中で、来月10月上旬にオープンするとのこと。楽しみ〜
商店街の中間エリアにあたるここは、大岡川が流れる休憩スポット。
ここは言わずと知れた桜のスポットで、大岡川沿いに約400本の桜が植えられています。春はこの歩道橋にブルーシートを敷いて、お花見を楽しむ人が多くいます。(来年見られないなんて、、あぁ悲しい)
そして商店街のアーケードを京急線側に抜けると、立派な門構えが見えてきました。これがこの町のシンボルとなっている「弘明寺」です。ちょっと長くなったので、続きはまた後日。
弘明寺商店街を実際に歩いてみて、「花のさくら通り/荻原浩」を思い出しました。
不況にあえぐ小さな広告会社が、移転先のさびれた商店街の活性化を請け負う物語。トラブルが絶えないながらも団結していく姿は心打たれます。
コピーライターご出身の萩原さんの文章は、テンポが良くとても読みやすいです。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/26
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (9件) を見る